女性用風俗の市場規模を推測してみた

はじめに

2018年以降女性用風俗店(女性用性感マッサージ店)が爆発的に増えて今では多くの人が存在を知る時代になりましたが、やはり風俗といえば男性が行くものというイメージがまだまだ強く市場規模では全く比較にならないほどです。

女性用風俗の市場規模は年々拡大していますが、現時点でどれくらいなのかフェルミ推定風に推測してみました。

性風俗全体の市場規模

まずは比較のために性風俗業界の全体的な市場規模を考えてみましょう、、と思ったら、なんとホンマでっかTVにも出演している経済評論家の門倉貴史氏がぴったりな本を書いていました。

門倉氏の著書によると、性風俗産業全体の市場規模は2017年時点で7兆6636億円にも上ると試算されています。

女性用風俗の市場規模を推測

セラピストの平均月収から推測

女性用風俗の市場規模は正確な数字を出すのは困難ですが、まずは女風セラピストの平均収入をもとに推測してみます。大手女性用風俗店のランキング上位のセラピストにもなると月の売上は数百万にもなるといいますが、そこまで稼げているのはほんの一握りで、月に1件も予約が入らないセラピストもざらにいます。

セラピストの平均の売上としてよく言われるのはだいたい月10万円くらいでしょうか。2021年10月の本記事執筆時点で、女性用風俗ポータルサイトkaikanに登録されているセラピスト数は約3,000人いるので、ざっくり計算してみると女性用風俗の1か月あたりの市場規模としては3億円、年間の市場規模は36億円という計算になります。

東京秘密基地と萬天堂という大手の風俗店グループでは年間10億くらいは売上がありそうなので、やはり全体的に見ても市場規模は30億以上50億未満という感覚です。

お店の届出数で比較(補足)

令和2年度の警視庁が発表した統計データによると、性風俗店の届出数(事務所の数なので店舗数はもっと多い)でいうと、店舗型が7,402件、無店舗型が21,837件、合わせて29,239件となっています。女性用風俗の届出数は女性用風俗ポータルサイトkaikanの掲載店舗から考えて100~200程度になります。150~200倍ほどの開きしかありません。

参考

令和2年における風俗営業等の現状と風俗関係事犯の取締り状況等について

https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/hoan/R3.fuzoku.toukei.pdf

ポータルサイトで比較(補足)

さらに男性用風俗でNo1のポータルサイトCity heavenと女性用風俗でNo1のポータルサイトkaikanでも比べてみます。登録されているキャスト数で見ると、city heavenに登録されているキャストは約40万人、kaikanに登録されているキャストは0.3万人となっています。約130倍の開きしかありません。

登録されている店舗数でみると、city heavenが約9,000店舗に対して、kaikanでは約200店舗で、45倍ほどの開きしかありません。

逆に、アクセス分析ツールのsimilarwebで調べてみると、2021年10月時点でcity heavenの月間訪問数は9,000万、kaikaの月間訪問数は8万となっており、だいたい1200倍くらいの開きがあります。

まとめ

女性用風俗の市場規模は30億~50億程度!

また、「女性用風俗はユーザーの数に対してお店が飽和状態になっている」と言えます。これは多くの女風関係者が肌感覚で感じていることと合致すると思います。

女性用風俗のセラピスト志望の人にはなかなか厳しい市況ですが、興味のある方は下記記事で女性用風俗の求人について解説しているので併せてご覧ください。

女性用風俗の求人は稼げる副業・バイトなのか?採用条件やお店の選び方も解説!

女性用風俗市場はこれからもまだまだ伸びていくと思いますが、男性の性欲というのは恐ろしいですね、、、(‘ω’)