目次
- 女性用風俗の求人が実は密かに人気
- 女性用風俗求人の昔と今
- 女性用風俗求人に対する間違った世間のイメージ(一部)
- 女性用風俗で働くメリット
- 女性用風俗で働くデメリット
- 女性用風俗は都市部一極集中
- 男性用風俗(風俗嬢)の求人との違い
- 女性用風俗の種類
- 女性用風俗のお仕事内容
- 女風客の利用動機
- 女性用風俗の客層
- 求人応募~デビューまでの流れ
- お仕事に必要な道具
- 契約形態と給料体系
- 女性用風俗の時間外業務(無報酬)
- 日常的な必要経費
- 女性用風俗の採用・応募条件
- 女性用風俗で活躍できる人とは?
- 女性用風俗店が求める人物像
- WEB審査や面接で通るコツ
- 講習費や登録費等の初期費用について
- お店に提出が必要な書類について
- 女性用風俗店の選び方
- 女風セラピストの厳しい現実
- 女性用風俗に関わる法律
- 確定申告について
- 女性用風俗店で厳禁な違反行為について
- 自分で開業するのはワンチャンあるのか
- 女性用風俗で働く時のFAQ(よくある疑問・質問)
- まとめ
2018年以降女性用風俗店が爆発的に増加しておりその勢いには一向に陰りが見えません。ゴシップ系の週刊誌で何回も女性用風俗特集が組まれたり、地上波にも登場したりして、多くの人が女性用風俗の存在を認知しつつある時代です。
昨今の世の中ではセックスレスのカップルもだんだんと増加傾向にあったりと、性のお悩みを持つ女性や満足できていない女性が少なくありません。
こういった背景に伴って女性用風俗ユーザーが増加しているのですが、利用者の増加以上にセラピストを志望する男性が急激に増えているようです。事前の業界研究や店舗研究、WEB書類審査対策・面接対策が欠かせなくなっているので、本記事も参考にしていただけますと幸いです。
女性用風俗が全く初めての方は、下記女性用風俗用語集の記事も参考になると思います。
女性用風俗用語まとめ【現在153ワード】2018年以前は女性客の利用者も少なくお店自体も本当に数えられるほどしかありませんでした。以前は専業として生活している人もほぼいませんでしたが、現在では大手でランキング上位になると余裕で生活できるレベルどころか月収で高級車が買えるほどだそうです(そんな高収入な人は本当に極々一部ですが)。
さらに、昔は女性用性感マッサージといえばオジサン性感マッサージ師が多かったのですが、最近はイケメンセラピストが増えてきてむしろ飽和状態になっています。
以前は性感マッサージのサービスをすること自体に相対的価値があったためオジサンでも十分仕事にありつけましたが、現在では性感マッサージのサービス自体は差別化要素にはならず他の要素(容姿が優れている、トークが上手い、テクニックが飛びぬけている、特技がある等)が無いと入客出来ない以前に採用されることすら難しいかもしれません。
女性用風俗がネット記事等で話題になった時の各種サイトのコメントを参考に誤解のある世間の声を一部抜き出して解説します。
女性がマッチングアプリや出会い系で会いたい放題なのは事実ですが、安全性、会える男性の容姿レベル、テクニック、ホスピタリティ、男性本位のセックスになりがち、やり取りがめんどくさい等の問題があります。それらをお金で解決出来るのが女性用風俗です。
また、利用客はパートナーがいる方も多く、余計な私情を挟みたくないという理由も大きいです。つまり、一部の女性には大いに需要はあります。
女性向けの風俗は男性向けの風俗に比べて客層(利用マナー)が非常に良いのが特徴です。利用客はむしろ普通の方がほとんどです。
後ほど詳しく解説しますが、ネットに露出している店舗では昔よくあった典型的な登録詐欺というのはほぼありません。繁華街に貼ってあるポスターのお店は危ないと思います。
そもそも女性用風俗では法律的に本番は絶対NGであり射精する必要はありません。ただ、女性は男性が勃っているかどうか(自分に対して興奮しているか)を気にしがちなので勃起力自体はあった方がいいです。女性の自尊心のためだけにバイアグラを服用しているセラピストもいるくらいです。
女性が気持ちよくなることに興奮する性癖の人は楽しみながら働けますが、決して楽な仕事ではないです。自分の性欲は抑えてサービスに徹する必要があります。
時給が高い
アルバイトのような時給が決まっているわけではありませんが、1時間あたりの報酬額は3,000円~8,000円ほどが相場であり一般的なお仕事に比べると高額です。中央値は4、5,000円ほどだと思います。
楽しみながら働ける
前述したように女性に気持ちよくなってもらうのが好きな人にとっては楽しいお仕事です。
テクニックが身につく
働くだけでテクニックが身につくわけではありませんが、何人もの女性を相手にできるので自分なりに試行錯誤を重ねていけば技術は向上していきます。将来のパートナーとのセックスにおいても役に立つことでしょう。店舗による初期講習もありますが学べるのは働くうえで最低限のレベルで高度な内容は学べません。
エロ関係が経費で落とせる
これは結構大きなメリットだと思っています。個人的に講習や教材に散財しがちなんですが、全て経費で落とせるようになります。また、自身の風俗利用やマッサージ利用も勉強目的ということでレポート等の証拠を残しておけば一部経費として認められるかもしれません。
女性に喜んでもらえる
1対1のサービスという事で直接喜びやお礼の言葉をいただけたりするのが励みになります。
初期費用が掛かる
たいていの店舗では働き始める前に講習料や登録料を払う必要があります。また施術に必要な道具も用意する必要があります。必要な金額については後述します。
お客さんを選べない
えり好みができないので自分がタイプじゃない女性を相手にする必要があります。ただ、どうしても無理な人や危険人物はお店に相談してNG(出禁)にすることはできます。
身バレの危険性
女性用風俗の認知度が高まってきているので顔出ししていると身バレする可能性がありますが、顔出ししない場合はほぼ身バレの心配はりません。よくあるのは彼女バレのパターンで、行動に変化があった、業務連絡を見られた、仕事道具を見られた等の理由でバレることが多いようです。
メンタルが削られる
多くの風俗嬢がそうであるように女性用風俗でも業務内容的に精神力を必要とします。また人気が出てくると掲示板にあることないことを書かれることもあります。その他、男性用風俗と違う点としてホストのようなきめ細やかなLINEやDM対応が求められることもあり大きな負担となるようです。
都市部と地方の格差
女性用風俗店はほとんどが主要都市に集中しています。特に東京周辺では店が乱立し競争が激化している状態です。その他、札幌、名古屋、大阪、福岡あたりも店舗数が多いです。地方は一部の店舗が出店を進めているのみでほとんど存在しません。顧客になりうる母数が少ないうえに知人バレの恐れからあまり利用されないことが予想されるので当分の間は地方では難しそうです。
地方住みが女性用風俗で働く方法
どうしても働きたい場合は上京してくるのが一番ですが、地方住みの場合でも働く方法は3通りあります
東京秘密基地や萬天堂の2大グループは地方にも続々進出しています。
女性用風俗の開業は意外と簡単なのと地方だとライバルが少ないため個人店としてならやっていけるかもしれません。開業の手続き自体は非常に簡単で誰でも出来ます。
無店舗型(デリヘル型)は地域ごとに届け出を出す必要が無いので、経営者が届け出を出してさえいれば、どこにでも派遣可能です。そのため、〇〇県支店を作ってくれないかと打診するのも選択肢の一つです。ただ支店を任されるためには圧倒的な信用力が必要です。
市場価値が全く異なる
女性は風俗で働こうと思えばほぼほぼ働けますが、男性の場合はそうはいきません。小規模店にも求人が殺到しているくらいなので採用率は低めです。また男女で同じ程度の顔面偏差値で比べると女性の方が高収入になります。
報酬単価の違い
風俗嬢の場合は1時間当たりの報酬単価が1万円以上になることが多いのに対して、女風セラピストの場合はほとんどが1時間当たり5,000円前後になります。
働く理由や志望動機の違い
風俗嬢の場合働く理由はほぼ100%お金のためですが、女風セラピストの場合エロへの興味・探求心という理由で志望する人が多いです。
講習費用や登録費用の有無
風俗嬢の場合は講習費用や登録費用は必要ありません。むしろ講習を受ければ手当が貰えるお店もあります。対してほとんどの女性用風俗店では諸々の初期費用が必要です。
女性用風俗の種類はとしては主に性感マッサージ系、出張ホスト・レンタル系、その他特殊系に分けられます。昔は明確に区分されていましたが最近はほとんどのお店で性感マッサージがあり、その中でも出張ホスト寄りのお店や、特殊系よりのお店もあり、それぞれが混ざりあったようなお店が多いです。
お店のスタイルに加えて、セラピスト自身のスタイルによっても異なります。
- イチャイチャ系、色恋系
- 技術系(マッサージ技術、性感技術)
- 癒し、寄り添い系
- その他特殊ジャンル系
東京都内のお店についてまとめた記事もあるので参考にしてみてください。
東京都内のオススメ女性用風俗店まとめ【2023年版】女性用風俗業界では発展した背景的に女性用性感マッサージが主流となっているので、ここでは性感マッサージ店を例にお仕事内容について軽く解説します.。施術(プレイ)の内容はお店により異なります。
基本プレイ
オイルマッサージ、性感マッサージ、指入れ、キス、クンニ、添い寝、全身リップ、大人のおもちゃ、等
※ほとんどのお店ではキスやクンニは必須ですが粘膜接触無しのお店もあります。
オプションプレイ
ソフトSM、緊縛、アナル舐め、デート、お泊り、3Pプレイ、フェラチオ等
オプションについてはセラピストが選択可能でNG指定も出来ます。
お仕事の流れ
一回の予約での流れとしては、外で待ち合わせ→ホテル入室→諸々準備→雑談・カウンセリング→シャワー→オイルマッサージ→性感マッサージ→シャワー・片付け という流れです。施術の内容については下記記事が参考になると思います。
女性用風俗(女性用性感マッサージ)接客マナーマニュアル【保存版】女性が女性用風俗を利用する背景としては様々な理由があります。単純に性欲解消したいということもあれば、寂しかったから、癒しが欲しいから、イケメンとイチャイチャしたいから、性感開発をしたいから、性のお悩み(セックスレス、不感症、性交痛み)があるから、といった理由等があります。
女性用風俗の客層としてはお店により特徴があります。出張ホスト系や若手イケメン系メインのお店では夜職の女性や20代の利用が多く、寄り添い系のお店では男性慣れしていない女性や高齢処女の方とかが利用したりもします。
一般的なお店ではボリューム層は30代半ば~40代前半で、職業は多岐にわたります。既婚者の女性や彼氏がいる女性の利用も多いです。男性用風俗の利用客に比べて”クソ客”が話題になることが少なく、総じて客層は良いと言えます。
流れとしては以下のようになります。
WEBフォームやラインからの必要事項を記入して応募します。1日から1週間ほどで合否の連絡が来ます(落ちた場合は連絡が無いお店も多い)。
個別、もしくはグループでの面談になります。履歴書の持参が必要なお店と不要なお店があります。
面接に合格したら研修を行います。業界経験者は不要な場合もあります。研修の充実度はお店によって大きく違いがあります。
研修が終わったら実際のデビューに向けてモニター女性に無料施術を1回~3回ほど行います。合格点が出ればデビューということですが採点はゆるいです。講習費だけではなくモニター施術にも費用(5,000円~15,000円)を払わないといけないお店もあります。
新人のうちはなかなか入客出来ないので新人料金が設けられている場合が多いです。
最低限、オイルと潤滑ゼリーは必須です。お店によっては大人のおもちゃが基本サービスになっているので、電マやローターを揃える必要があります。あった方がいい道具等については以下の記事でも解説しています。
女性用性感マッサージのやり方講座!女性に悦ばれるの性感技術【保存版】契約の種別
契約形態としてはほぼ全ての女風セラピストは個人事業主としてお店と業務委託契約を結ぶ形になります。時々勘違いしている方がいますが、お店に雇用された労働者ではないので労働基準法は適用外です。施術料金の〇〇%を報酬としていただく形になります。
バック率(歩合)について
バック率とは施術料金のうちセラピストの取り分になる割合のことです。バック率は50%~70%が一般的です。中には40%のところもあります。80%といった高額なバック率を提示している店舗もありますが、70%や80%のバックがもらえるのは相当お店に貢献しているセラピストか自力で集客してくる力があるセラピストのみで、基本的には50%~60%のバック率の人が多いようです。
お店の取り分はぼったくりなのか
バック率が50%というとお店が取りすぎなんじゃないかという意見が多々ありますが、女性用風俗店にとって集客は最も大変な作業の一つであり広告費もかかっているものなので妥当といえば妥当です。
しかし、セラピストが無報酬で時間外業務(顧客へのフォローDM等)をせざるを得ない仕組みの店舗や、セラピスト自身が積極的に営業DMをしないと入客出来ないような店舗もあり疑問は残るところです。
1時間あたりの報酬単価
女性用風俗の施術料金は1時間1万円が相場です。つまり、セラピストの報酬単価は1時間当たり1万円×50%の5,000円ほどです。あくまで目安なので、3,000円~8,000円前後が標準の範囲内だと思います。指名料や交通費は100%もらえる店舗が多いです。120分コースの場合だと1施術で1万円前後の報酬が得られる計算となります。
1回の施術あたりの報酬額
平均的に2時間コースが多いみたいなので、施術料金約2万円の50%ということで、1回の施術あたり1万円前後の報酬が得られます。あくまで平均的な額なのでお店の単価やコースによって1回あたり5,000円~数十万円と幅は広いです。
トップセラピストの月収
セラピストが数百人所属しているような大手女性用風俗店でランキング上位者になれば月収が数百万にも上るといわれています。ただし、そんな人は極々一部で、鋼のメンタルを持ち容姿端麗かつ鬼出勤する専業セラピストじゃないと厳しいです。
平均的な月収
一般的な兼業セラピストの月収はだいたい0円~10万円ほどが多いと言われています。新規客でガンガン回せるわけではないのでリピート客が増えてきたら段々安定したストックができて10万以上の報酬になってきます。
報酬の支払いサイクル
一部の店舗は末締めの翌月払いですが、ほとんどの店舗は完全日払いです。お客様から受け取った料金から自分の取り分を差し引いた額を振り込みます。
SNSや写メ日記の更新
女性用風俗ではセラピストが増えすぎて単に店舗に所属しているだけだと、特に顔出し無しの場合は埋もれてしまって全く入客出来ません。そのため、SNSや写メ日記の更新が必須となります。男性用風俗でも最近は同様の傾向があります。更新をしても直接的に報酬があるわけではありませんが、指名してもらうためにはある程度は必要になってくる作業になります。
顧客とのメッセージのやり取り
SNSの更新とは比べ物にならない闇が顧客とのメッセージのやり取りです。女性用風俗はtwitterのDMでセラピストと直接会話をすることができます。出張ホスト系の場合特に、予約前の営業や既存顧客のメンタルケアが指名されるにあたって重要な要素となります。
自演口コミの作成
これは全ての店舗・セラピストがやっているわけではありませんが、お店主導で指示がありやっている事例もあったりと業界の闇の一つです。口コミの自演、掲示板への書き込み、twitterで女風ユーザーのネカマ垢を作って自分のセラピスト垢へ誘導するといったやり方があるようです。
移動時間
女性用風俗は男性用風俗と違い出張範囲が広いのが特徴です。1時間以上移動が必要な場合もありますが、出張可能な範囲は自分で設定することができます。
待機時間
大手風俗店では待機所がありますが、ほとんどのお店は自宅待機です。待機時間は何をしていても大丈夫です。
交通費
お客様の元へ行くときに必要な費用です。施術料金とは別で支給されます。実費をオーバーする場合はお客様から追加金額を頂くことができます。
備品代
オイルや潤滑ゼリー、紙パンツ、指用コンドーム等の消耗品、大人のおもちゃや縄等の備品は自分で揃える必要があります。
性病検査代
毎月、もしくはお店の規定出勤回数ごとに受ける必要があります。お店全額負担、お店と折半の場合もありますが基本的にはセラピストが全額負担します。1回あたり10,000円~15,000円ほどかかります。粘膜接触無しのお店は性病検査を受ける必要がありませんが、女性用風俗ポータルサイトでランキングに載るためには検査結果表の提出が必要なので仕方なく受けているセラピストもいます。
勉強代
個人的に受ける講習代や書籍の購入代金です。お店の講習はあくまで最低限の物なのでよりスキルを磨きたい場合は自分で外部講習を探して受ける必要があります。
採用の倍率について
結構厳しいです。セラピスト希望者が多すぎるのでなんだかんだ一般的なお店は採用倍率は10%以下なんじゃないかと思います。「誰でも採用します!」というニュアンスを出していたり、所属セラピスト一覧の中に明らかに指名されなさそうな見た目の人がいる場合は登録ビジネス主体のお店の可能性が高いので注意が必要です。
採用率が低い背景としては、応募が多いため採用を絞っているという理由もありますが、実際は非常識な応募や要求しているレベルを満たしていない応募が多すぎるという理由もあります。過去には応募者のあまりの質の低さにSNSでぶち切れている経営者もいました。所詮風俗と舐めてかからずに普通の転職ぐらいの熱意で応募するのが望ましいです。
求人に応募できる年齢
風営法的には下は18歳から(高校生は不可)働くことができますが、自主規制で20歳以上としている店舗や、信用力の問題から23歳以上の社会人としている店舗もあります。上はほとんどの店舗は40代までとしていることが多く、50代を採用している店舗は稀です。中には30代までとしている店舗もあります。50代以降は相当イケメンかとてつもないテクニックを持っているとかじゃないと厳しいです。
30代前半が人気(?)
女性用風俗のお客様のボリュームゾーンは30代半ば~40代前半なのですが、30代前半のセラピストが好まれる傾向があります(年下の方がいいけど、年下すぎても嫌だから)。お店としても30歳前後の人の方が扱いやすく好まれます。ただ、やはり20代イケメンが一番有利だとは思います。
顔出しできると有利
お客様の視点に立つと顔出ししている方が圧倒的に指名がしやすいので入客に繋がりやすいです。ただ、顔出しをすると身バレリスクが高まります。
平日昼間に動ける人が有利
既婚の方やパートナーがいる方の利用が多いため平日昼間の需要は結構あります。また、週末だけ勤務したいというセラピストも多いので競争を考えると平日昼間も勤務できた方が強いです。
テクニックのある人が有利(?)
男性視点で見ると性感テクニックが重要じゃないかと思いがちですが、実際のところはそれほど重要ではありません。むしろ、見た目やコミュ力、ホスピタリティの方が重要です。
女性用風俗店で一番求められるセラピスト像は端的に言うと売上を建てることが出来るセラピストです。容姿がいい人や、容姿がそれほどでなくてもキャラが立っていたりコミュ力や特技がある人は歓迎されます。
お店に好まれる人
また以下のような特徴がある人は一般企業と同じく好まれます。女性と密室での1対1の接客という事で信用できるかどうかという部分が重要です。
- マメな人
- 自己発信できる人
- フットワークが軽い人
- レスポンスが早い人
- ストイックな人
女風セラピストに向かない人
女性客がお金を払ってまで会いたいと思われるに足らない男性、女性用風俗の業務内容をきちんと把握できていない方は簡単に落とされてしまいます。
- 対人関係や会話が苦手な人
- 社会人としての常識が無い人
- 恋愛経験や女性経験が少ない人
- 女性蔑視の思想がある人
- 50代以降の人
- 楽して稼げると思っている人
- 自分も気持ちよくなれると思っている人
一番はこれにつきます。知り合いに聞いても結構ふざけたようなレベルの応募が多いそうです。
見た目的にはokでも常識的なマナーが無かったり文章の内容がしっかりと書かれていないと普通に落とされます。(※超絶イケメンなら話はまた別ですが、、)
新卒採用ではないので熱意だけでは採用されません。今までの自分の経歴等がどう生かせるのかということをしっかりと論理的に書く必要があります。
文章には人柄や常識が表れていると判断されるので出来るだけ分かりやすく丁寧に書いた方がいいと思います。
女風セラピストは自分自身が商品ということで、服装や髪型も重要な判断ポイントです。書類審査時点で提出する写真や、面接時の服装はおしゃれな服装にしておいた方がいいです。また体型もある程度は絞っておきましょう。
エロが好き、テクニックを磨きたい、お金を稼ぎたい、と理由は様々ですが、お店のカラーに合った志望理由にすること。自分が気持ちよくなりたいからという理由だと100%落とされます。
熱意だけでは採用されることは無いので具体的かつ論理的にPRする必要があります。
女性用風俗で働くにあたって、講習費や登録費等の初期費用が必要になります。無料のところもありますが、だいたい3万円~8万円ほどが相場です。講習の手間がかかることと、圧倒的買い手市場なので現状初期費用が掛かるのは仕方ないと思います。(男性用風俗は比較的売り手市場なので講習費はありません。むしろ講習に参加したら手当がもらえたりします。)
講習内容について
講習は実技がメインです。座学や動画教育があるお店もあります。男性セラピスト複数人でグループ講習を受けるパターン、女性講師(元or現役顧客や元メンエス嬢等)がいて1対1で指導してもらパターン、先輩セラピストや男性講師が女性モデルを使って教えてくれるパターンがあります。
接客マナーからオイルマッサージのやり方、指名の取り方、SNSの発信方法、性感知識について学びます。講習費が不要のところだと、紙切れ1枚のマニュアルを読むだけとかもあるようです。
風営法の関係でお店には従業員名簿の備え付け義務があり、セラピストは本籍付きの書類をお店に提出する必要があります。本籍が記載されている書類は、主に住民票かパスポートです。
住民票は申請する際に本籍付きのところにチェックして発行する必要があります。免許証は昔は本籍が載っていましたが、今は記載されていないので不可です。その他、顔写真付きの身分証明書や履歴書の提出が別途必要な場合もあります。
また、業務委託契約書や誓約書(覚書)にサインをする必要があります。
個人情報の提出という事で不安に思うかもしれませんが、逆に法律をしっかりと守っているということなのでそんなに心配しなくても大丈夫だと思います。
お店を選ぶ時の注意点
きちんと営業届けがされているか
「当店は正規届け出優良店です」と自称している店舗をよく見かけますが、今はネットに露出して求人の募集をしている店舗はほぼ全て正規に届け出されているので特に気にしなくても大丈夫です。
登録詐欺のお店に注意
とりあえずは詐欺まがいのお店には注意しないといけません。繁華街に貼ってあるポスターのお店は絶対やめた方がいいです。ネットに露出しているお店では異様に評判の悪いお店が数店舗ありますが、そこ以外は悪質と言えるほどではないと思います。
講習費や登録料を表に出していない店舗、求人ページで想定月収を前面に押し出して誰でも高収入が得られるような見せ方をしている店舗は危険と言わないまでも微妙な印象があります。あと、連絡のやり取りや面接で高圧的なところとかもやめた方がいいと思います。
ホスラブの書き込み数
ホスラブとはホストラブという夜職系の掲示板のことで、女性用風俗板も存在しています。書かれていることの信憑性は高いとは言えないので鵜呑みにはできませんが、お店の集客力や信用力の目安にはなります。
書き込み数は客層にもよるので必ずしも、書き込み数が少ない=集客ができていないというわけではありませんが、セラピストの所属がかなり多いのにスレが全く盛り上がっていない店舗は要注意です。登録ビジネス店のにおいがします。
講習に力を入れているか
ほとんどの女性用風俗店では性感マッサージが必須となっていることから、基本的には研修があります。きちんと運営されているところは研修が充実している傾向があるので、求人ページで見たうえでで面接でも詳しく聞いてみるといいかもしれません。
大手2大グループか小中規模店か
大手2大グループで働くメリットとデメリット
女性用風俗業界では、東京秘密基地グループと萬天堂グループが圧倒的な地位を築いています。大手2大グループで働くメリットは何と言ってもお店の圧倒的な集客力です。ただ集客力がある反面、所属セラピストも多く店舗内競争が激しく埋もれがちになります。
ランキング上位に入ることができれば高収入が得られますがほとんど入客出来ないまま登録費用すら回収できずに辞める人もいます。また、集客力がある店舗はバック率が低いので不満がある人や自分自身に集客力がある人は他のお店に移籍しがちです。
さらに、大手に限らずですが多くの女性用風俗店はキャンペーン時には手取りが大幅に少なくなってしまう仕組みになっています。フライデーのコラムでも取り上げられていました。※男性用の風俗は基本的にはキャンペーン値引き分は店持ち。
「払われないんですよ、ウチは。客が払った金額のキッカリ半分しかもらえない。たとえば、90分で予約した客が60分無料サービス券を使った場合、料金は5000円で、俺の取り分は2500円だけです。何のために風俗で働いているんだろうって思いますよ。よく調べないでこの業界に入ったことをマジで後悔してます」
他のセラピストを押しのけてのし上がっていく気概のある人、メンタルが強くNGが無いならとりあえずは東京秘密基地か萬天堂がいいかもしれません。
中小規模店で働くメリットとデメリット
中小規模店ではそれぞれのコンセプトや営業方針があり、粘膜接触の有無が選べたりします。お店のカラーが自分に合っている方が働きやすく、ランキング争いもそんなに激しくないので比較的マイペースに働けます。
デメリットはやはり集客力に難があることです。とにかく稼ぎたい!高級車乗りたい!という人にはあまり向いていません。
女性用風俗のセラピストは短命で有名です。継続出来る人の方が圧倒的少数で、女風ユーザーの間では「女風セラピスト半年以内に90%は辞める説」が出たりもします。
なぜそんなに離職率が高いんでしょうか?理由は人それぞれですが、まずはメンタルを消費するお仕事内容であること、時間外業務が辛いこと、そして思ったように入客出来ず期待以上に稼げないこと等が理由として上げられます。
女性用風俗にかかわる法律は主に2つで、売春防止法と風営法です。これらはお店の経営者は必ず知っておかなければいけませんが、正直セラピストは別に詳しく知らなくても問題ありません。
売春防止法
主に管理売春を禁止し女性を守るための法律。売春(本番行為)が禁止されていますが個人間の売春は罰則が無いです。セラピストが本番行為をしてもセラピスト自体は問題はありませんが、場合によってはお店が本番行為を認めていたという事で営業停止になる可能性あるため、セラピストの本番行為が禁止されています。
風営法
主に風紀の健全化と青少年の健全育成のための法律。女性用風俗は無店舗型特殊性風俗営業という部類で各都道府県の公安委員会に”届け出”を出して営業しています。風営法の定めで従業員名簿を作成する必要があり、セラピストは本籍の分かる書類(住民票かパスポート)のコピーをお店に提出する必要があります。
確定申告はしないといけない?
個人事業主としてお店と業務委託契約している形なので各セラピスト個人個人が確定申告する必要があります。また複式簿記で帳簿もつける義務があります。お店からの源泉徴収も無いため、確定申告をきちんとすれば基本的には会社にもバレることはありません。利益が20万円以下の場合は確定申告の必要はありませんが、報酬額がたくさんあるセラピストの場合は、開業届を出して青色申告の申請をするのがおすすめです。
実際みんなちゃんと確定申告してる?
専業の人はさすがにしていると思いますが、副業の人は・・・どうなんでしょうね。。
女性用風俗勤務が会社にバレない?
女性用風俗に限らず副業がバレるのは、下記のツイートにもあるように知人経由か住民税の通知経由です。
- 知人に話さないようにする
- 住民税は普通徴収にする
という事だけきちんとすれば基本的にはバレることはありません。
女性用風俗ではセラピストが侵してはいけないルールというものがあります。一般的な会社になぞらえれば当たり前のことなんですが、1対1という密室サービスの関係なのかその人が常識が無いだけなのか、それとも店が黙認しているのか、、いずれにせよ違反行為の話は枚挙にいとまがありません。ここでは代表的な違反行為について書いていきます。
本番
男性器を女性器に挿入することです。売春防止法で禁止されていてセラピストが本番行為をしていると最悪の場合お店が営業停止になる恐れがあります。サービスを提供する時間に自分が気持ちよくなろうとするのは、飲食店でいうなら提供前の料理をつまみ食いするようなものです。ただ、お店によってはバック率が低い代わりに同意のある本番行為は黙認されていたり、本番することでリピートさせる手法が横行していたりと業界の闇(?)の面もあるようです。
店外
お店を通さずにお客様に会うことです。本来お店に入ってくる売上に損害が出ているので本番行為よりも厳しく罰せられる可能性が高いです。セラピストがお金をもらって会う場合は裏引きや直引き(じかびき)とも言われます。お金をもらわずに遊びで会っている場合はタダ会いやプラベと言われます。
移籍問題
他の店に移籍することは女性用風俗業界ではよくあります。移籍する際には元々いた店舗の指名客を連れて行かないのがルールです。SNSのお店アカウント等も基本的には消されるのでまた1からのスタートになります。
罰金制度について
違反行為の抑止目的に採用している店舗もあります。契約書に記載される罰金の相場は数十万から100万円ほどです。1対1というサービスの性質上違反行為に及びやすいので厳しい罰則があるのは仕方ない部分もありますが、最近は反社のようなイメージがあるからか罰金制度の無いお店が増えてきています。ただ、罰金制度が無いとは言ってもお店に金銭的損害を与えた場合は当然損害賠償請求される可能性はあるので違反行為はしない方がいいです。繁華街に貼ってあるポスターのようなお店は、お店が雇った女性客がグルになって違反行為をするよう仕向けて罰金を徴収するビジネスをしていたりしますが、ネットに露出している店舗はそういったことは無いと思います。
バック率の低さに不満をもって自分で開業しようと考えるセラピストもいますが、正直おすすめできません。まず第一に飽和状態の市場で何も実績が無い人がお店をオープンしても無駄に経費だけ掛かってすぐに潰れます。
オープンするためには、事務所(風営法の届け出をするために必須)の家賃、ホームページのレンタル料金、広告費等の初期費用、固定費用がかかります。ただ、大手でランカーを経験してから独立した人は成功している人が多いので、まずはお店で粛々と働くのがおすすめです。
最後によくある質問や疑問について一問一答形式で答えていきます。
【〇〇でも働けますか?系】
- 顔出ししなくても働けますか?
- 顔出ししなくても働けますが、顔出しアリの方が採用されやすく指名もされやすいです。
- 既婚だったり彼女がいても働けますか?
- 問題なく働けますが、彼女バレで辞めるパターンは結構多い印象です。
- 応募に年齢制限はありますか?50代でも働ける?
- 一般的には20歳~49歳までの場合が多いです。50代以上は正直かなり厳しいです。
- 副業(兼業)としても働けますか?
- むしろ副業として働いている人がほとんどです。
- 専業(本業)としても働けますか?
- 人気が出そうな人であれば余裕で生活できるくらいには稼げるので働けます。ただ、中には信用力の問題から副業のみとしているお店もあります。
- イケメンじゃなくても働けますか?
- イケメンの方がいいですが、キャラが立っていたりコミュ力があれば指名されます。
- 週1しか勤務できないけど働けますか?
- ほとんどのお店で大丈夫だと思いますが、お店によっては採用されにくいかもしれません。
- 他店と掛け持ちでも働けますか?
- okなお店とNGなお店があります。事前の確認が必須です。
- 未経験でも働けますか?
- ほとんどの人が未経験ですが研修があるので問題なく働けます。
- 未成年や学生でも働けますか?
- 未成年でも18歳以上(高校生不可)であれば働けます。ただ、20歳以上のみや学生不可としている店舗もあります。
【お金関係】
- 雑費は引かれますか?
- 男性用風俗では雑費があるのが一般的ですが、女性用風俗は無店舗型で待機所も無いところが多いのでほとんどのお店でないと思われます。
【テクニック系】
- テクニックに自信が無くても大丈夫ですか?
- 最低限のテクニックやしてはいけないことは研修で教えてもらえるはずなので大丈夫です。そして、女性用風俗では指名やリピートされるためには見た目だったりトーク力、内面の方が圧倒的に重要です。
- 女性用風俗で働けばすごいテクニックが身につきますか?
- テクニックを身に着けたいからという志望理由の人は結構多いのですが、ただ単に働いているだけで上手くなるものでもありません。お店の研修も最低限なものでしかありません。テクニックを磨きたい場合は、自費で外部講習に行ったり教材を買ったりして学んだことを実践でトライアンドエラーを繰り返すしかないです。
【心配事について】
- 罰金やノルマってあるんですか?
- ノルマがある店舗は見たことないです。罰金制度は無い店舗も最近は増えてきています。
- クンニが苦手なんですがしなくても大丈夫ですか?
- キスやクンニが苦手な粘膜接触無しのお店を選びましょう。基本サービスでクンニがあるお店でやらないと確実にクレーム案件になります。
- お客様が既婚者だった場合慰謝料請求とかされませんか?
- あくまでお仕事としての付き合いであれば問題ないという有名な判例があります。
- 性病になる可能性はありますか?
- 風俗で働いている以上当然可能性はありますが、粘膜接触無しのお店では性病にかかるリスクはほぼありません。
- 辞めたくなったらすぐに問題なく辞められますか?
- 基本的には契約書に記載されています。お客様の予約の関係もあり1か月前までにいうのがマナーですが、辞めさせてもらえないという事はありません。辞めた後も写真を載せられたままということはよくあるので、きちんと消してもらうように言っておく必要があります。ただ、他のセラピストと一緒に映っている動画像は消してもらえない場合もあります(肖像権の放棄が契約に盛り込まれている等)。
- 個人情報が漏れたりしませんか?
- ネットに露出している店舗では信用が大事なのでそのあたりはしっかりと管理していると思います。繁華街に貼ってあるポスターのお店は名簿を売られたりするかもしれません。
- 盗撮や盗聴とかの心配はありませんか?
- 女性客がしたという話は聞いたことはありません。逆にセラピストが盗撮していたとして問題になったことはあります。盗撮や盗聴は違法行為なので絶対にやっちゃだめです。
- 知り合いに身バレませんか?
- 女性用風俗の認知度が高まってきているので顔出ししていると身バレする可能性がありますが、顔出ししない場合はほぼ身バレの心配はりません。よくあるのは彼女バレのパターンで、行動に変化があった、業務連絡を見られた、仕事道具を見られた等の理由でバレることが多いようです。
【その他質問】
- 働くエリアは選べますか?
- 派遣されるエリアは自分で選べるお店が多いです。
- やっぱり反社会勢力との関わりとかあるんですか?
- ほとんどのお店はかかわりはないと思いますが、一部のお店はヤクザや半グレと付き合いがあるという噂が出回っています。内情を知る複数の人に話を聞くと噂は本当のようです。ただ、付き合いがあるようなお店でもセラピストレベルではよっぽどのことをしない限り実害という実害はないと思います。
- 写メ日記やSNSはめんどくさいのでしなくてもいいですか?
- 今はほとんどのお店でほぼ必須になっています。自分のことを知ってもらうという意味でも多少の更新はしないと指名に繋がりにくいです。
- デビューまではどれくらいかかりますか?即日働けますか?
- 基本的には講習を受ける必要があるのでデビューまでには1週間から1か月ほどかかります。経験者や一部のお店では研修が無く即日働けたりします。
- お客様の自宅に派遣されることもあるんですか?
- 自宅派遣を希望する人もいますが極々稀です。
女性用風俗のセラピストは大変なこともありますが、慣れてくると非常にやりがいがる楽しいお仕事だと思います。興味のある方はぜひぜひ一度チャレンジしてみてください!