女性用風俗で性交痛の改善はできるのか?

目次

はじめに

現在、女性が性のお悩みを相談できる場所はまだまだ少なく、女性用風俗や女性用性感マッサージが性のお悩みがある女性の相談所となっている側面があります。性のお悩みは多岐にわたりますが、Girls Enjoyではイったことがないのでイってみたい(中イキ・脳イキ)、不感症かもしれない、性交痛がある、、といった方によく来ていただいています。

本記事はあくまで女性用風俗セラピストとしての経験から書かれた記事になります。

医学的な部分についてはクリニックの先生に相談したり、信頼性のおける医療サイトをご自身でも読んでみてください。例を挙げると、MSDマニュアル家庭版等が参考になります。本記事ではMSDマニュアルの内容を参考にさせていただきました。

MSDマニュアルとは、世界的企業であるMSD製薬株式会社が公開している医療情報サイトになります。多くの医療関係者からも推薦されており信頼性は担保されていると思います。(項目によっては情報が古いこともあります。)

本記事の後半では自分でできる性交痛改善の方法と男性向けの痛くさせない触り方にも触れています。

まずは産婦人科へ

不感症というだけならクリニックよりも女性用風俗の方が適していることが多いのですが、性交痛が伴っている場合は肉体的なものが原因(なんらかの病気や処女膜の問題等)の可能性もあるので、必ず産婦人科で診察してもらうようにしてください。

診察を受けたうえで、肉体的には問題がなさそうという事であれば、主にメンタル的な原因なので女性用風俗で対応が可能です。

また、病気以外にも加齢によるエストロゲン(女性ホルモン)の低下に伴う性交痛の場合は産婦人科でのホルモン治療(塗り薬等)も有効です。美容クリニック寄りの自由診療系のレディースクリニックでは、膣ハイフや膣レーザー治療等の高額な施術も行われています。主に40代半ば以降の女性が適応のようです。

メンタル面の原因のおいて過去の性的トラウマ等根深い問題が背景にある場合は心理カウンセリングに通うのも有効です。

クリニックに行くのは腰が重いという方は、まずはASK doctors等のオンラインで医師に質問できるサービスを利用してみてもいいと思います。

性機能不全について

世間的には、不感症、オーガズム不全、性交痛という言葉が一般的ですが、正確な病名というわけではありません。性交痛の原因としては肉体的原因によるものと精神的原因によるものに分けられます。

精神的なものについては、アメリカの精神医学会によって発行されている『精神障害の診断と統計マニュアル(DSM)』で性機能不全という項目が記載されています。

性機能不全とはセックスにおいて何らかの支障が出ている要因となる症状のことで、大きく分けて、性嫌悪症、性欲低下症、性交疼痛症、膣けい(膣痙攣)、オーガズム不全等があります。

不感症との関係性

メンタル面による性交痛の場合は特に不感症を伴うことが多いです。というのも根本的な原因は同じだからです。不感症と性交痛はそれぞれ別個で考えるのではなくセットで考えていた方がいいと思います。

不感症に関する記事も参考までにご覧ください。

女性用風俗で不感症改善はできるのか?

性交痛の原因

性交痛の原因については様々な角度から分類できますが、前述した肉体的なもの、精神的なものに加えて男性側の要因によるもの、の3つに分類するのが一番わかりやすいと思います。

肉体的な原因

何らかの疾患、加齢による女性ホルモンの減少、処女膜の問題、膣内潤滑液(愛液)の不足、一定期間性交が無い、経験不足、身体の固さ、ラテックス(天然ゴム)アレルギー等があげられます。

女性ホルモン(エストロゲン)の減少

40代の半ばごろから急激に女性ホルモンの分泌が減少し、それに伴い膣委縮や潤滑不足などの諸問題が出てきて性交痛の原因となってしまいます。対処法としては、女性ホルモンに似た働きをする成分が入った軟膏を性器に塗る、潤滑ゼリーを使用する等があります。

何らかの疾患

婦人科系の疾患でよくあるものは以下のようなものです。膣の入り口付近のものと膣内~膣奥、下腹部の痛みも性交痛の範疇になります。

炎症

膣の入り口付近や尿道等の炎症により痛みが出ます。性病の可能性もあり主にカンジダや性器ヘルペスが原因となります。クラミジアの場合は膣奥の痛みにもなりやすいようです。粘膜接触のある女性用風俗では常に性病感染のリスクがあるので、定期的な性病検査をおすすめします。

子宮系の疾患

膣奥あたりに痛みが出やすいのが特徴です。子宮内膜症や子宮筋腫等があります。

処女膜の問題

処女膜は通常薄いひだのようなもので、日常の運動や初体験で破れてしまうことが多いのですが、稀に処女膜が厚くて破れきれない方がいます。処女膜強靭症と呼ばれるもので、生まれつき処女膜が厚く硬くなっています。

今までの施術経験の中では膣入口が硬かったり「性交経験が何回もあるのに処女膜っぽいものが残っている人」が数人いました。各種ブログやSNSを見ても処女膜強靭症体験記のようなものがたくさん出てくるので珍しい症状ではないようです。

また、一度セックスで処女膜が破れても、その後セックスをしない期間が長くなると修復してしまっていたという事例もあるようです。

処女膜強靭症については基本的には外科手術が必要となります。一応保険適用となりますが、自費診療で行っているクリニックも多いです。保険適用の場合は5万円~10万円ほど(切開か切除、局所麻酔か静脈麻酔かで大きく変わります)。自費診療の場合は15万円~40万円ほどが相場のようです。

ラテックスアレルギーの問題

ラテックスアレルギーが原因の場合はコンドームを変えることで解決します。ポリウレタン製や他の材質の商品も出てきています。

精神的な原因

肉体的に問題が無いということであれば、精神的な原因という事になります。

不感症の記事の中で詳しく解説していますが、性機能不全の主な原因としては性欲の問題、興奮の問題、オーガズムの問題があり、性欲と興奮に問題がある場合は性交痛も伴ってくることが多いです。

さらに、精神的な原因は以下の観点からも分類できます。

【生来型 or 獲得型】

生来型=生まれてからずっと

獲得型=ある時から問題になった

【全般型 or 状況型】

全般型=どんな状況で誰に対しても

状況型=特定の状況や相手に対して問題になる

精神的な原因としては主に、性欲低下、性嫌悪症、過去のマイナスな性経験(トラウマ、痛い経験)、予期不安、その日の気分体調、興奮の程度、経験不足によるもの等があります。

メンタル的な問題は直接因(比較的浅いもの)と深層因(その人の歴史に深く根付いたもの)にも分けられます。

このような原因によって、膣の入り口が強張ることで痛みが出たり、痛いと思い込んでしまう状態が性交痛の典型的なパターンです。痛いと思い込んでしまっている場合は麻酔をしても痛いままだったという症例もあるそうです。 

男性側の問題

肉体的・精神的問題は女性側の原因ですが男性側に原因がある場合も少なくありません。

ジャパン・セックス・サーベイ2020によると、性交時に痛みが無いと答えた女性は20代が25.9%、30代が36.5%、40代が36.1%、50代が40.8%と年齢が若い方が割合が少ない傾向にあります。おそらく男女双方の経験不足も影響していると思われます。

知識やテクニックが無い

女性が気持ちよくなる仕組みやセックステクニック的なものは無いよりあった方がいいです。カップルのセックスにおいては高度なテクニックは不要なので、アダム徳永氏のスローセックス本やAV男優しみけんのHowTo本で十分だと思います。

特に、ガシマン(AVのように激しくガシガシする手マン)は性交痛の直接的な原因になるので、男性がそういったタイプであればすぐにやめさせた方がいいです。

セックスが男性本位で雑

女性は一般的には男性と違い徐々に興奮が高まっていくといわれています。ムード作りをしながら、焦らし焦らしで興奮を高めたり丁寧な前戯が必要です。興奮の高まりが少ないと不感症や性交痛の直接的な原因になります。

日ごろの不満が溜まっている

女性はパートナーに対してだけ興奮が高まらない、気持ちよくならない、性交痛があるといったことが多いのですが、日ごろの不満やストレスが間接的な原因となっていることが多いといわれています。

女性用風俗で改善可能な性交痛

本題ですが、精神的な原因によるものや男性側の原因によるもの(経験不足によるものも含む)は女性用風俗で性交痛の改善が可能です。Girls Enjoyではよくある癒しメインの性感マッサージ意外にも、性感開発や不感症改善のための施術を提供しています。

性交痛みの改善方法としては、不感症の改善や性感開発と流れは基本的には同じです。セックスカウンセリングや性感マッサージの施術を通して、感じやすい体質作りとマイナスな思い込みの解消を目指していきます。

性感開発に特化した女性用性感マッサージの流れ

メンタル面が原因の性交痛はほぼ入口の痛みになります。肉体的に問題が無いのに奥が痛いという場合は、性感開発不足か男性の問題が考えられます。

ポルチオ等の奥の部位は性感開発済みか興奮が高まっている状態でないと感じにくく、違和感や痛み、気持ち悪いといった状態になってしまいます。

ポルチオ開発というと、ただ物理的な刺激をすればいいというHowToが広まっていますが、物理的な刺激以上に精神的な興奮や性的トランス状態をいうものが必要になるのでプロのお任せするのがおすすめです。

女性用風俗では改善が難しいもの

女性用風俗では肉体的な原因による性交痛については対処が出来ないので、必ず先に産婦人科で診察を受けてください。

また、精神的な原因のものでも、うつ病等の精神疾患によるものや、深い性的トラウマに起因するもの等についても女性用風俗では対応が難しいので心療内科や心理カウンセリング(心理セラピー)を受けた方がいい場合もあります。

女性用風俗のメリット

性感開発特化のお店に限らず出張ホスト系のお店でも以下の理由から性交痛改善にプラスになると思います。

とりあえず指だけなら痛くないかも

女性用風俗では本番行為はありません。指1本であればペニスの2分の1以下のサイズなので痛み無く気持ちよくなれる可能性があります。

女性用性感マッサージでリラックスできる

予期不安や余計な緊張は膣の入口を強張らせて性交痛の原因となります。プロによる性感技術と事前のオイルマッサージで心身ともにリラックスした状態になっていれば性交痛も軽減されるかもしれません。

相手のことを気にしないで受け身になれる

相手への気遣いです。自分が痛いというと相手を傷つけてしまうかな?とか、相手が挿入できないとかわいそう等と考えて痛いのを我慢してセックスを続けていると余計に性交痛が悪化してしまいます。

女性用風俗では相手にも気持ちよくなってもらわないといけないと考えなくて済むので心理的にも気持ちが楽になった状態で施術を受けることができます。

女性用風俗のセラピスト選び

セラピストを選ぶにあたって、技術的に信用できそうな人に加えて自分の性格に合ってそうか安心できそうかという相性的なものも重要になります。

セラピストのプロフィールや文章をしっかり読んで選びましょう。とりあえず潮吹き自慢や調教等の言葉ある人はやめておいた方がいいと思います。

女性用風俗に何回くらい通う必要があるか?

原因や性交痛の経験年数によります。男性側に問題がある場合や浅めの心理的要因によるものであればすぐに解決することも多いですが、性交痛の年数が長い場合等は深層因の心理的な要因があったり、セックスは痛いものという思い込みが強くできてしまっていることが多いので時間や回数がかかるかもしれません。

いずれにせよ、放置しておくとさらに悪化してしまう恐れがあるのでなるべく早めに対処することが望ましいです。

自分でできる性交痛改善

オナニーのやり方を変える

性交痛の原因別に意識的にオナニーを変えてみると性交痛の改善につながります。まず性交痛の原因として興奮が高まりづらい原因があります。下記のような改善をしてみると良いでしょう。

  • レディースコミックや動画を見て興奮を高める
  • 小さい刺激を感じるように意識する
  • 大人のおもちゃを使わないようにする
  • 筋肉に過度に力を入れないようにする
  • 焦らしながら性器以外も触る
  • 妄想力や想像力を強化する

また、痛いかもしれないという予期不安がある場合はディルドを使ってイメージしながら練習するのも有効です。ディルドのサイズは極細のものから男性の平均の大きさ以上までサイズ展開されています。

細いものから少しずつ太くしていくというやり方は産婦人科でも推奨されていて専用の器具(ダイレーター)もありますが、ディルドで全然代用可能です。

膣ほぐしをしてみる

数年前から『ちつのトリセツ 劣化は止まる』という本がじわじわ人気が出ていたり、膣ケアの重要性を発信する人が増えています。ちつのトリセツは医学的な信頼性が弱いというレビューもありますがまあ参考になる本だとは思います。

人間の器官は男性も女性も使っていないと劣化しやすかったりするので定期的に触れることは大事ですし、セックスレス等で長期間性交渉が無いと久々にしたときに性交痛が出やすくなります。

また、日常的に膣ほぐしや股関節のストレッチ等を行うことで膣周辺や骨盤底筋の血流の流れがよくなり性交痛の改善だけではなく不感症の改善や感度の向上も期待できます。

ストレッチと筋トレの重要性

股関節周りのストレッチと筋トレをすることで血流の流れがよくなり不感症の改善にも効果があります。また、股関節に限らず身体が固いと挿入時に意識が集中できずに興奮が下がりがちになるので全身のストレッチを日常的に行うといいと思います。

潤滑ゼリーの使用は必須!

Girls Enjoyでは性交痛が有る無いに関わらず潤滑ゼリーは必ず使った方がいいと考えています。ツバで代用するのは機能性的にも女性の心象的にも良くないです。

膣内が普通に濡れている人でも、指やコンドーム等乾いたものが入ってくるわけなので膣入り口の負担軽減のためにも潤滑ゼリーは挿入前にかならず塗布しておく方がいいです。

潤滑ゼリーの種類はたくさんありますが、特にアストログライドという製品がおすすめです。事あるごとにおすすめしていますが、他の類似製品に比べて、ヌルヌル感が強い、乾きにくい、少量でokというとても優れた特徴を持っています。まずは紫のキャップの一番小さいやつ(75ml)をamazonで買ってためしてみてください

ちなみに潤滑ゼリーと身体に塗るようのローションは全く別物です。身体用のローションは乾きやすく水で流しづらいので膣内には使ってはいけないとされています。膣内には一般的な”ローション”ではなく、必ず”潤滑ゼリー”を使ってください。

性交痛に関する諸問題

濡れにくい問題について

性交痛の原因は前述した通り様々なものがありますが、一般的には性交痛の原因は”濡れていないから”と言われることが多いです。濡れにくい問題については、結局のところ女性ホルモンやメンタル面の影響の結果として表れてくるものなので、潤滑ゼリーを使うだけではなく根本的な原因を解消する必要があります。

若年者の場合はセックス時に興奮を高められるようにすること、40代以降は興奮を高めることに加えて必要に応じてクリニックでのホルモン治療も検討してください。

また、医学的根拠があるわけではないのですが経験則的に普段から水をよく飲む人の方が濡れやすい気がします。健康のためにも水分を取るのは重要とされているので、あまり水分を取らない人は意識してみるといいかもしれません。

セックスの直前や最中は水分を大量にとると尿意が出て集中できなくなるので適度な量にとどめておきましょう。

セックスレスになりやすい問題

性交痛や不感症の問題はセックスレスとも深く結びついています。セックスが気持ちよくない、痛いということでセックスが嫌になり、嫌になって期間があくとますますセックスしずらくなっていく、、、という負のスパイラルに陥ってしまいます。

セックスレスも性交痛もそもそもの原因は同じところにあるので、早期に根本的な原因解決に着手したほうがいいです。

性交痛我慢しがち問題

セックスレスにならないようにということで、性交痛を我慢し続けている女性も少なくないと思いますが、性交痛が悪化する恐れがあるためあまり良くないです。

セックスで痛い経験を重ねているとそれが当たり前のようになって悪い思い込みが出来上がっていきます。

しっかりとパートナーとコミュニケーションを取って、痛みの少ないようなセックスの仕方を模索してください。

  • 前戯をしっかりする
  • スローセックスを意識する
  • 潤滑ゼリーをきちんと使う
  • 挿入は無しで前戯だけにとどめておく 等

必要に応じてクリニックや女性用風俗を利用しての根本的な解決が望ましいです。

男性に性交痛を伝えにくい問題

男性に痛いと伝えたら気まずいので黙っている女性が多いようです。不感症だけという事であれば、セックスが終わった後に言う形でもいいかもしれませんが、性交痛の場合はその場で言った方がいいです。

男性にどうしても言えない場合は、自己練習や女性用風俗で改善するのも有りだと思います。男性が下手な原因による不感症のパターンでは、相手を変えるのもなかなか大変なので、逆に自分が相手のテクニックに依存しないレベルまで感度を高めるという方法もあります。

また、全体的に与えてくる刺激が強めのパートナーの場合は、アダム徳永氏のスローセックスの本を一緒に読んで実践してみるのもおすすめです。

男性のサイズ的な問題も関係する?

一般的には、「膣は伸縮性がありセックスを重ねているとパートナーのペニスのサイズにフィットしてくるので大きくても小さくても問題はない」と言われています。

実際に出産時には挿入とは比べ物にならない圧がかかったり、世の中にはフィストプレイという腕を膣内に入れるSMプレイも存在したりもしています。とは言っても、男性のサイズだけでなく小柄な女性は膣内が狭く浅い傾向にあったりと個人差はあるので体位等の工夫は必要になってきます。

奥(ポルチオ)を突かれて痛い問題

メンタル面が整っていないことが原因の性交痛は入口の痛みが多いのですが、奥が気持ちいいと感じた経験が無かったり十分興奮が高まっていない場合は、膣奥(ポルチオ)付近を刺激されると違和感や痛みを感じやすいです。

奥が感じないというのは興奮の程度の問題であり、物理的な刺激の方法はあまり関係ないのでその日は無理に攻めない方がいいです。

高速ピストン賛否両論問題

指入れによる高速の出し入れは論外として、、、挿入による高速ピストンは「痛いだけだから絶対やめろ」派と「すごく気持ちいい」派にわかれています。これもやはり興奮の度合いによるものと考えられます。

興奮が高まっていない状態で速く動かれるとマイナスになりますが、興奮が十分高まっている状態では速く少し激しめに動かれることで追い込まれてさらに興奮が高まるということがあります。

ただ、挿入直後から激しめに動いていると刺激に慣れて鈍くなるので、興奮が高まっている人でも挿入のはじめのうちはゆっくりとした動きを中心に時々動きを速くするという感じがいいと思います。

痛みを感じにくい体位

痛みを感じる原因や場所等によって人それぞれ、ケースバイケースです。

奥が痛い場合

奥のポルチオ性感が開発されていない女性は奥まで突かれると痛みや気持ち悪さを感じやすいので、特にペニスが長い男性は注意しなければいけません。あえて挿入を浅くコントロールしたり、座位などのあまり深く入らない体位がおすすめです。

予期不安による痛みの場合

痛いかもしれないという不安がある場合は、自分で動きをコントロールできる騎乗位からはじめるのがおすすめです。

膣入り口のお尻側が痛い(切れる)場合

膣入り口が痛いのは緊張により膣口が強張ってしまっていることが多いですが、肉体的に皮膚が切れてしまっているという事もあります。会陰部は皮膚が薄いので乾燥していたり負担がかかると痛みが出やすくなります。

とりあえずは前戯をしっかりと行う事と潤滑ゼリーを使うことで改善されることが多いです。

また、どの体位においても出来るだけ挿入角度が大きくならないように気を付けましょう。参考までに、膣入り口下に負担がかかりやすい体位としてはいわゆる”種付けピストン”と呼ばれる体位等が挙げられます。

【男性向け】女性に痛い思いをさせないために

最後に、男性向けにセックスで女性に痛い思いをさせないためのポイントをまとめました。基本的なことがほとんどですが、本当にできているか再確認してみてください。

優しいタッチを心掛ける

膣内への刺激だけじゃなくて全体的に優しいタッチを心掛けましょう。予期不安による性交痛なんかは特に安心感が大事です。

Mな女性相手でも極々一部の人を除き乱暴にされたり雑に扱われたいわけではないので、言葉責め等でメンタル面を攻めるのが正解です。時には強い刺激もあった方がいいのですが、最初から強くすると感覚が鈍くなってしまうので注意してください。

前戯と焦らしを大切に

女性用風俗では前戯をきちんとしてくれないという事に不満を漏らす方が少なくありません。そして、前戯をしている人でもただ時間をかければいいというわけではないです。

例えば、すぐにクリトリスや乳首を触ってしまうのは良くありません。明確な性感帯を触るのは、背中や耳、首、脚、手等をフェザータッチで優しく刺激したり、言葉責めをしたりして十分興奮を高めてからの方が効果的です。

必ず確認しよう

以前どこかのブログで見た「女性の大丈夫は大丈夫じゃない理論」というものが印象に残っています。

指入れや挿入する時は必ず痛くないか確認しましょう。痛くない場合は分かりやすいあえぎ声が出たり、気持ちいいという答えが返ってきます。

逆に、あえぎ声が出ない、変な間があったり、答えづらそうにしている、大丈夫という答えが返ってきた場合は痛みがある可能性が高いので慎重に動かしながら無理をしないようにしましょう。

指入れをしている時に、女性が「いっ」という時がありますが、「いっちゃいそう」じゃなくて「いっ痛い、、」の意味であることが多いので注意してください。調子に乗って動きを激しくしたりはせずに、痛みが無いかどうか確認するようにしてください。

指用コンドームを使う

爪を切るというのは当たり前ですが、さらに安心感を高めるためには指用コンドームの使用がおすすめです。程よい厚みがありつるんとしているので少し爪があたっても問題ないくらいです。

指用コンドームは安いものだと指の感覚が分からなくなったり、ごわごわして微妙なのですが、フィンドムという商品は指にフィットして違和感なくするっと入るので使用感が抜群です。女性からの評判もいいです。

指用コンドームを使おう!各種使い比べしてみました【フィンドム・指ドーム他】

痛みの出やすいガシマンにならないように

ガシマンとはガシガシとした手マンのことです。典型的なガシマンの特徴としては、指を出し入れする、激しく動かすというものが挙げられます。また、指をかぎ型に曲げすぎたり、膣内をかき回すように刺激するやり方も痛くなって嫌われます。気持ちいい正しい指入れの方法はまた別記事にまとめます。

乳首やクリトリスを触るときの注意

乳首やクリトリスは長時間触ったり、強めにこすったり、興奮が高まっていない状態で触ったりすると、痛みが出やすいです。特に皮膚刺激に弱い人は本当に優しく優しくふれるようにしてください。女性によっては、強い刺激の方が好むこともありますが、基本的にはクリトリスの皮は向かなくてもいいし、パンツや服の上から刺激をしながら様子見しましょう。

体外式ポルチオに注意

近年体外式ポルチオの表面上のテクニックだけが広まっています。体外式ポルチオとは、本来は膣内にあるポルチオをお腹側から刺激するというやり方です。

お腹を押さえるやり方やお腹に振動を加えるやり方がありますが、すでにポルチオが感じる女性か十分興奮が高まった女性じゃないと気持ちよくありません。

逆に、気分が悪くなったり痛くなったりすることもあり女性の不満の声が少なくありません。体外式ポルチオで感じているかどうかの判断方法としては、刺激を与えてみて明確に気持ちよさそうにしているかどうかで分かります。

特に気持ちよく無さそうであればその時点では物理的な刺激ではどうにもならないので潔く引くことが大事です。

まとめ

性交痛は不感症と同じで必ず改善できるものだと思っているので、地道に頑張っていきましょう!