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指用コンドームとは?
指用コンドームとはその名の通り指につけるコンドームのことです。台湾発祥のフィンドムが数年前から日本でもAV関係の著名人を使ってプロモーションをしていたり、最近はツイッターでも精力的にPRしています。日本ではまだまだ普及しているとは言えない状況ですが海外では使用している人の割合は高いとのこと。
この記事では、指用コンドームのメリットやデメリット、そして各社が出している製品の比較をしていきます。
指用コンドームの用途
避妊、性病防止のために使用する一般的なコンドームに対して指用コンドームは安心安全や衛生的な目的で用いられます。セックスにおいて一般的なコンドームでは使用は必須ですが、指用コンドームに関しては必要性はあまり高くないので一般的な広がりは今のところありませんが、一部の人たちの間では流行しつつあるようです。
LGBT向け
指用コンドームといえばLGBTというイメージがあるくらい、LGBT市場に向けてプロモーションをかけている印象があります。ネットで調べてみるとLGBTの間で大ヒット!といった情報も出てきますがなぜLGBTの間でそんなに流行っているのかは不明です。
男性用風俗店に
風俗店で使われるケースもあるようです。男性向けの風俗店ではお客さんがキャストの膣内に指を挿入する指入れというプレイが一般的ですが、いわゆるガシマンといわれる激しい手マンが横行しています。指用コンドームを使ったからと言ってガシマンが痛くなくなるわけではありませんが、爪でひっかけるといったようなリスクは多少軽減するのではないかと思います。風俗を利用する男性は持参すると女性の印象がいいかもしれません(持ち込みがいいかどうかはお店に確認が必要です。)
女性用風俗店に
最近流行しつつある女性用風俗店でも指用コンドームを使用しているお店があるようです。女性の膣内はやはりデリケートなものなので指用コンドームを使っているというのは安心できる要素の一つになると思います。まだまだ使っているお店は少ないようですが、今後だんだんと増えてくるのではないかと思われます。
女性のオナニーに
中イキするためのコツの記事でも紹介していますが、オナニーで中イキの練習をすることはとても大事なことです。バイブを使うのもありですが、初心者の場合は指で気持ちいいポイントを自分で感じながらじっくりすと刺激していくのも有効です。ただ、ほとんどの女の子は手が汚れるなどの理由で自分で指を入れるのに抵抗があるようです。そんな時には指用コンドームの出番です。装着すれば指の根元までカバーできるので、指を汚さず集中して膣オナニーが可能です。
カップル向けに
カップル向けにも安心感という点では使用をお勧めしますが、コスト面や必要性の有無からなかなか浸透はしていかないと思われます。しいて言うなら、肌に傷がある、肌荒れがある、指の皮膚が硬くごつごつしている、といった男性には使用をお勧めします。男性自身もしみたりしますし、感染症予防という観点からも使用したほうがいいでしょうか。女性からするとゴツゴツしている指は痛みの原因にもなったりするようです。
指用コンドームのメリット
衛生的
プロモーションのアプローチとして、爪の間には細菌がいっぱい!指用コンドームで衛生的に!的なことが書かれていたりしますが、正直微妙です。衛生的なことには間違いないですが手をしっかり洗えば済むことなので衛生面を理由に選ぶことはあまりないでしょう。
指が汚れない
指が汚れないというのは大きなメリットです。女性が一人でする場合にも活躍しますが、男性の指に自分の体液がつくのが気になってしまうという女性はセックスの時に使うと気が散らなくなるので良いでしょう。特ににおいが気になってしまうという女性が多いので、においが相手の指につかないというのは男女双方にとっての利点といえます。
指が怪我していても問題ない
指を怪我をしているとなかなか手での愛撫はしずらいですがやはりいきなり挿入というのは味気ないもの。指用コンドームがあればいつも通りの愛撫が可能です。
爪でひっかくリスクの低減
膣内に指を挿入する際は深爪にするのは当然ですが、それでも下手な手マンの仕方によっては爪が当たってしまう場合があります。そうした場合も指用コンドームを装着していれば多少は膣内の粘膜へのダメージも軽減されます。
安心感を与えることができる
指用コンドームを使うことによるメンタル的な安心感は個人的には一番大きなメリットだと思います。きちんと女性のことを考えているんだなという印象を与えることもできるので特に初めてセックスする時などは積極的に使用するといいかもしれません。
指用コンドームのデメリット
コストがかかる
一番のデメリットはコストです。一般的なコンドームの場合は必要なものなので出費は致し方ないですが、指用コンドームは使う必要性は別に高くありません。シェアNo1(?)の指用コンドームは単価が100円前後します。一回につき指2本分使うことが一般的だと思うので、一回当たり200円かかります。高くないといえば高くないですが微妙に気になる金額です。ちなみに安い指サックタイプのものだと単価10円くらいのものもあります。
指の感覚が分かりにくい
指用コンドームは0.06mm以上は厚みがあるので膣内に挿入してみると膣内を触る感覚がわかりずらいです。慣れるまでは刺激の仕方がやや難しいと思います。また、女の子からするとやはりゴムを入れている感じはあるそうです。
付け方
一般的なコンドームと同じです。指の先において、くるくると根元に向かって巻き下ろしていくだけで簡単に装着できます。
各種製品の使い比べ!
筆者が選んだNo1指用コンドームは?
さてここからが各種指用コンドームの比較です。まず筆者が選んだ指用コンドームを先に書いておくと、ずばり【フィンドム】です。コスト的には一番割高ですが使用感が勝りました。
フィンドム
単価:100円前後
コメント:
今回使い比べしてみた中では断トツでフィット感がよかったです。膣内に挿入してみた感じも体温が感じられて膣内を触る感覚もほかの物に比べて素に近い感じでした。また個包装になっており、一つ一つが衛生的になっています。デメリットとしてはやはり価格が高めだということと、サイズ展開がないことです。指の長い男性でも根元まで装着できるように長めに作られているのはとてもありがたいのですが、指の短い女性にとっては指の根元で余った部分で圧迫されてしまうので人によっては鬱血してしまう可能性があります。個人的な利用だとコストが気になりますが、風俗店などで使う場合はこちらの商品がおすすめです。
指ドーム
単価:30円前後
コメント:
コスパで選ぶならこちらの指用コンドームがおすすめ。フィンドムに比べて単価が3分の1です。コンドーム大手のオカモトの子会社が作っているのである程度の品質が保たれた商品です。ただ、使用感についてはフィンドムに大きく劣ります。まず包装が一つ一つではなくまとめて一つの袋に入っています。持ち運びする際に小分けにする必要があるので少々手間です。また、フィット感が弱く指サックに近いような付け心地です。女性側からするとやはりゴワゴワ感が感じられるそうです。長さに関しては画像を見ていただければわかるようにやや短めに作られており筆者の場合根元まで届きませんでした。単価も安く少し緩めで短めなので、女性のオナニーの用途としていいかもしれません。
指サック
単価:10円以下
コメント:
コストだけを考えるなら指サックタイプが断トツで一番です。これは指用コンドームとしてではなく主に指に傷がある場合等の保護用として売られています。使用感としては医療用ゴム手袋の指先だけバージョンといった感じです。ゴム手袋と比べると手のひらが汗でびちょびちょにならない、装着がしやすいという点でいいのですが、他の指用コンドームに比べるとフィット感がかなり劣ります。また、ゴムどうしのくっつき防止のためパウダーがついているので洗い流すのが少々手間です。ちなみにパウダーの成分はコーンスターチ由来なので特に体に害のあるものではありません。
フィンガーコム
単価:80円ほど
コメント:
パッケージも使用感もほぼフィンドムと同じですが若干単価が安めです。体感的にはフィンドムの方が若干フィット感があるかなという感じです。材質はほかの物が天然ゴムラテックス素材なのですがこちらの製品はポリウレタンということでゴムアレルギーの方も使用できます。(ただし、フィンドム公式ツイッターでフィンガーコムは天然ゴム製というコメントもあったのでゴムアレルギーの方はテストをしてから使用することをお勧めします。)
フィンドム社の特許を流用しているらしく(合法的に?)、本記事執筆時点でamazonから買えなくなってしまっていたので将来的にはフィンガーコムはなくなるか独自の技術を使った製品開発にシフトするものと思われます。
中国産指用コンドーム
単価:50円ほど
コメント:
中華圏では指用コンドームが広く使われているということでコストもいい感じなんじゃないかと思って調べて買ってみました。個包装でフィット感もフィンドムに近いものがありました。今はamazonの大人のおもちゃ製品を見るとそのほとんどが中国製になってしまっています。中国産というと衛生的にやばいというイメージがありますが、それは昔のこと。今はかなり衛生的になってきています。しかし、女の子からすると膣内へよくわからない中国産のものを入れるのは嫌だという声も聞かれたので実際に使うのは微妙かもしれません。中国産に偏見がなければお勧めです。中国から直接発送だったので到着まで2週間以上かかって少しイライラしました。
指用コンドームは今後普及するのか?
すぐに爆発的に普及するということはないと思いますが、世の中の流れ的に女性の性に対して敏感になってきているので少しずつ使用する人が増えてくるのではないかと思います。女性からは使いたいというのはなかなか言いづらいものなので男性側から使ってみようと提案してあげるといいかなと思います。